オートチャージに対応するPASMOの入手方法、クレジットカードの手続きなどについても解説します。
オートチャージとは、PASMOの残高が一定金額を下回ると、改札口を通過するときに、自動的にクレジットカードからPASMOに設定した金額をチャージする機能のことです。
つまり、オートチャージのPASMOであれば、わざわざ券売機に行く必要も、現金を用意する必要もありません。PASMOが残高不足になって改札口で足を止められることもなくなります。
買い物などで頻繁にPASMOを使用するひとなら、オートチャージにするのがおすすめです。
PASMOをオートチャージにする手順
PASMOをオートチャージにするには、次のような手順が必要です。PASMOをオートチャージにする手順
- オートチャージのPASMOに必要なものをそろえる
- PASMOオートチャージサービスを申し込む
- 案内ハガキが届く
- 届いた案内ハガキを持って駅の窓口で申請する
おこなうことは簡単ですが、意外と時間がかかります。クレジットカードをつくる段階から始める場合、最短でも4週間はかかります。
対応するクレジットカードをすでに持っている場合は、3週間ほどかかります。
オートチャージのPASMOをつくるのに必要なもの
オートチャージのPASMOをつくるには、次のものが必要です。いま手もとになくても大丈夫です。どれも簡単に手に入れられます。オーチャージのPASMOをつくるのに必要なもの
PASMOのオートチャージに対応するクレジットカード
特定のクレジットカードしか、PASMOのオートチャージに利用できません。もし、自分の所有しているクレジットカードが、オートチャージに対応していない場合は、新しくつくる必要があります。ポイントを気にされるひとは、自分に有利なものを選んでください。
ここでは、ポイントについては省略しますが、よく利用する百貨店、鉄道会社のものでよいでしょう。
記名PASMO
PASMOには、記名PASMOと無記名PASMOの2種類があります。無記名PASMOを記名PASMOにすることができるので、いま利用しているPASMOが利用できます。PASMOオートチャージサービス入会申込書
PASMOを利用できる駅であれば置いてあるはずです。もしなければ、駅員さんに尋ねてください。必要なものを用意する
PASMOのオートチャージに対応するクレジットカードを用意する
PASMOでオートチャージ機能を利用するには、対応するクレジットカードが必要です。対応するクレジットカードを持っていない場合は、新しくつくる必要があります。また、クレジットカードによっては、PASMO一体型、PASMO定期券一体型を選択でき、カード枚数を節約することができます。
PASMOのオートチャージに対応するクレジットカード
- パスタウンカード
- 小田急OPクレジットカード
- 京王パスポートカード
- 京急プレミアポイントゴールド/シルバー
- 京成カード
- SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン/ゴールド
- 相鉄カード
- TOKYU CARD
- 東武カード
- To Me CARD
- ハマエコカード
PASMO定期券一体型にできるクレジットカード
- 京王パスポートカード
- 東武カード
- To Me CARD
PASMO一体型にできるクレジットカード
- 京王パスポートカード
- TOKYU CARD
- 東武カード
- To Me CARD ※PASMO定期券一体型は、定期券として利用できる鉄道会社に制限があります。例えば、PASMO定期券一体型は、西武鉄道の定期券として利用できません。
PASMO定期券一体型とPASMO一体型
PASMO定期券一体型:クレジットカードそのものがPASMOの定期券としても利用できるタイプです。PASMO一体型:クレジットカードそのものがPASMOとして利用できます。ただし、定期券としては利用できません。
PASMOを定期券として利用されているかたの場合、定期券のPASMOと一体型のPASMOの両方を持つことになるので、あまり便利ではないかもしれません。
定期券として利用しているPASMOにオートチャージの機能を付けたほうがよいでしょう。
記名PASMOを用意する
オートチャージ機能を利用するには、記名PASMOが必要です。購入時に個人情報を必要としない無記名PASMOでは、オートチャージ機能を利用できません。手持ちのPASMOが無記名PASMOの場合は、記名PASMOに変更してください。
無記名PASMOを記名PASMOに変更する
- 券売機でPASMOボタンを押し、「記名PASMOへの変更」を選択する
- 手持ちの無記名PASMOを挿入し、必要項目を入力する
記名PASMOを作成する手続き(窓口の場合)
- 駅でPASMO購入申込書に必要項目を記入する
- 申込書、チャージ金、デポジットを窓口に提出する ※デポジットは500円。
記名PASMOを作成する手続き(券売機の場合)
- 券売機でPASMOボタンを押し、「PASMO新規購入」を選択する
- 必要項目を入力する
- 希望金額を選択して支払う ※希望金額にはデポジットの500円が含まれる。
記名PASMOと無記名PASMO
記名PASMO:個人情報を記録したPASMOのことです。もし記名PASMOを紛失したときは、紛失したときの残高のまま再発行できます。無記名PASMO:購入時に個人情報を必要としないPASMOのことです。再発行はできませんが、すぐに発行できます。
PASMOオートチャージサービス入会申込書を用意する
PASMOオートチャージサービス入会申込書は、駅の窓口に用意されています。西武鉄道の場合、SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン用の申込書が専用に用意されています。自分が利用しているクレジットカードに合った申込書なのか、念のために確認しておきましょう。
必要項目の入力には、記名PASMOと対象クレジットカードが必要です。お手元に用意しておいてください。
案内ハガキが到着する
オートチャージの入会申込書を投函してから、2~3週間ほど経つと「PASMOオートチャージサービスお申込みに関するお知らせ(ご案内ハガキ)」が届きます。オートチャージの手続き
案内ハガキ、クレジットカード、PASMOを持って、最寄りのPASMO取扱事業者の駅の窓口で、オートチャージの手続きを依頼します。手続きは3分ほどで完了し、同時にクレジットカードからPASMOに指定した金額がチャージされます。
これで、オートチャージのPASMOのできあがりです。
定期券としても利用することができます。
ただし、定期券の更新は自動ではおこなわれないので、更新のたびに券売機で手続きをする必要があります。